WW2 U.S ARMY 101st AIRBORNE "COMBAT LEADER"
Made by Asa

WW2 U.S ARMY 101st AIRBORNE "COMBAT LEADER"

カスタムの題材としては「BAND OF BROTHERS」の第二話に出てくる、ノルマンディーの連合軍上陸部隊を
攻撃する独軍砲陣地を制圧する再のウインタース中尉を選びました。
この時の彼の装備は、M1942空挺着、M1Cヘルメットに擬装用ネット、コーコランブーツ、ピストルベルトに
M1916ガバメントホルスター、キャンティーン、ファーストエイドポーチ、何が入っているかはわからないリガーポーチ
1936サスペンダー、ガーランド用バンダリア2本というものだったと思います。銃はM1ガーランド。
今回はこの時の装備を少々アレンジして再現してみました。

使用アイテム
素体:In The Past Toys
ヘッド:HASBRO
M1942空挺着:Dragon 101st空挺
M1Cヘルメット:BBI 101st空挺
ブーツ:BBI
ベルト:BBI
M1916ホルスター:DOGGYさんからの頂き物
キャンティーン:Dragon WW2用
キャンティーンカバー:コッツ
ファーストエイドポーチ:コッツ
M1ガーランド:Dragon旧タイプ(2番目)
M1907ライフルスリング:New Line Miniatures
バンダリア:自作&21st

私のカスタムのモットーは「プラモデルを作ったことのある経験とボタンを針と糸で付けられる程度の技術で
どこまでやれるか!」というものなので、凄いことはやっていません。手を動かせば誰でもできると思います(笑)
そして一番の目的は「見て楽しい、遊んで楽しい」ものを気軽にカスタムするということです。

カスタムするにあたってまず最初に考えたのが、M1942空挺着をどれにするかということでした。
今回使用したドラゴンの他、21stセンチュリートイズ、コッツ、3zero、BBIと各社が発売していますが、
一長一短で決定版というものはありません。そのために基本的なディテールの良さと襟の形状の再現度、
パンツの太さという点を総合してドラゴンを選択しました。
そこで、実物というより「BOB」という作品の雰囲気、特に色を再現したいと思い、空挺着の色の変更を行いました。
ドラゴンの空挺着は劇中のものよりも黄色すぎているので、脱色せずに、ダイロンという染料の焦げ茶を薄くして染めてあります。
また、上着では腰のポケットが少々高すぎるので位置を下げてあります。それに伴って上着のベルトも少し下げました。
パンツはバギーパンツの太さが再現されていないので、内股の縫い目をほどいて縫い代ギリギリの部分で縫い直しました。
これで6mm程度はパンツ幅を太くすることができます。
縫い目はみえなくなるので、縫製技術はあまり必要ありません。
ただし、生地の「ギリギリの部分」を縫うため、生地がほつれやすくなるので瞬間接着剤やほつれ止め剤で生地の端を処理し
ておいた方がイイです。
ドラゴンの空挺着はサイズも大きくないので、同社の素体を使用すると、ダブダブイメージの空挺隊員にはできません。
そのため、数ある素体のなかでも小柄で貧弱であるが、可動箇所が豊富なIn The Past Toysの素体を選択しました。
そして、厚い胸部分をリューターで削って薄くする加工と「肩スイング」が可能になるような加工を施してあります。

WW2米軍を再現するのに重要なアイテムであるM1ヘルメットをどうするのか? ということが今回のカスタムで
一番の問題点となりました。
最後発のBBIに期待していたのですが、かなり落胆させられた出来でした。しかしながら、サイズは一番良かったので、
ダメ元でリューターで削ってみたところ問題なく加工できることがわかり、4時間ほどかけて出来る限り加工してみましたが、
如何でしょうか? 内帽は基本的にBBIそのままですが、劇中ではチンカップやAストラップが付いていないようでしたので
それらは使用していません。
また、チンストラップを取り付ける金具部分は切り取り、0.5mm真鍮線と0.1mm洋白板を折り曲げ、瞬間接着剤で
実物の様に外帽に取り付けてあります。

塗装は元の塗装を全て削り落とし、メタルプライマーのスプレー缶を吹いたあとで、田宮のアクリルカラーの
オリーブドラブを筆塗り。乾いたらオリープドラブにブラウンを混ぜたモノをムラが出るようにドライブラシを行います。
それからフラットベースを多めに混ぜて乾燥後に白くなるようにしたものを塗ります。乾燥して白くなったらその上に
薄いブラウンを塗ってやると汚れのようなサビのような感じに仕上がります。
将校用の白いバーはマスキングしてエアプラシです。薄目の方が使い込んだ雰囲気になります。
101st空挺部隊の506E中隊はヘルメットにスペードのマーキングが施されているのですが、今回は上手くできなかったので
省略しました。
劇中では偽装用ネットを使用し擬装用の布がつけてあるのですが、今回はM1メットの形状を見てもらいたかったために あえて付けませんでした。

ブーツはBBI以外には考えられないほどの素晴らしい出来でしたので、すんなりと決めることが出来ました。
しかしながら少しでも足首を細く見せるためとリアルさの追求ということでヒモとハトメのモールドを削り落としタン部分を
切り離してた上で、極小ハトメを打ち込み、携帯電話のストラップで靴ひもを再現してあります。

ベルトはBBIをそのまま使用してありますが、スライドキーパーのみ0.2mm真鍮板で作りました。
ベルト周りの装備はDOGGYさんに作って頂いたホルスターが素晴らしい出来です。
ファーストエイドポーチは、中の入っている詰め物の厚みを増して天地を縮め、ベルトに取り付ける金属線を
ドラゴンに変更してあります。
キャンティーンカバーはコッツものに実物通りに補強用のバイアステープを縫いつけ、留め具をDOGGYさんと同じ
方法で実物に似せています。開閉はできません。
劇中ではベルトの後ろにリガーポーチを付けていますが、作る時間がなかったので省略してしまいました。

M1936サスペンダーはBBIのモノはかなり暗い色なので、田宮アクリルのタンを溶剤で薄くして染めるように塗ってあります。
胸の金具のあたりが実物とは全く違うので、0.5mm真鍮線、0.15mm真鍮板と極小ハトメで自作、
ベルトと連結する金具も0.5mm真鍮線と0.1mm真鍮板で自作しました。肩のフェルトはテディベア用のフェルトが色、質感ともに
イメージ通りだったので適当な大きさに切って使用しました。

バンダリアは一つは自作しています。素材さえあれば簡単に作れます。
今回は時間がなかったので、21stのゴム部分を布テープに交換し、アクリルのプラカラーで色を少しだけ変更して
使用してあります。
ガーランドはドラゴンの2番目くらいのバージョンで現在ものよりも赤茶色が強いため、田宮アクリルカラーで焦げ茶を薄く
塗り、黒で木目を少々塗ってみました。金属部分はつや消し黒鉄色を塗ったあとで、ガンメタルでドライブラシを施しました
スリングは改造せず使用してあります。

最後にヘッドですが、一番好きなHASBROの大戦用のヘッドにドラゴンの首部分を加工して接着後、筆塗りでリペイントし、
仕上げました。
注意したのは首を前に傾けることで、これによりかなり人間的な雰囲気が出ます。


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